PRODUCTION
PROCESS
分野別に開発スタッフを配備して、それぞれの加工技術の特化を図っています。自社開発の新しい加工技術も多く、これらを基に設計した製品は大変高い評価を得ています。加えてVA・VEも積極的に取り入れ、提案型企業としてお客様にプラスチックの可能性を提供しています。
CAD / CAMを駆使した金型製作から手がける総合加工力によって、旧来にない高精度・短納期を実現します。特に三次元形状の金型製作を得意とする優れた技術を有しています。
射出成形機は、5tから1300tまでを内製・外製で保有し、バリエーションに富んだ製品を造ることが可能です。各工程のインライン化にも着手し、極力ムダを省いた生産体制を確立しました。
自社開発の高耐食性めっき「LOTHICS」を導入したABS系のプラスチック専用めっきライン (環境調和型めっき工法) に加え、PA-6、PCなどのエンジニアリングプラスチックに世界初のワンラック工法を開発採用したMPL (Multi Plating Line) を保有しており、各種プラスチック材料にめっき加工が可能です。また、補助陽極の完備により、複雑な形状の製品にも加工が可能です。
生産設備
ABSめっきライン (環境調和型めっき工法)
ABS系のプラスチック専用のめっきラインです。
①「ロチックス」法による優れた耐食性めっき採用
②ダイレクト法により、化学めっき工程がなくなり、リン・窒素の排水処理負荷やアンモニア臭がありません
③1槽1電源方式により、各電気めっき槽ごとに任意の電流制御が可能
④補助陽極を完備し (銅、クロムめっき) 複雑な凹形状へのめっき対応可能
乾式めっき法を1996年より内製化し、アルミ金属の蒸着、スパッタリングで環境にやさしい表面処理を推進しています。さらに高機能を持たせた薄膜技術や低コストパフォーマンスを実現するトップ塗装レス、直接蒸着にも対応しています。
生産設備
PVD (物理的真空蒸着)
①高機能を持たせた独自の薄膜技術
②高コストパフォーマンスを実現するトップ塗装レス・直接蒸着 (アンダー・トップ塗装レス) にも対応
塗装ラインへロボットを1985年より導入し、全面塗装はもとより精微な部分塗装も可能です。部分塗装用電鋳マスクも内製化しており、高い精度と品質を実現します。めっき上の塗装でも同期化生産方式にて塗膜密着に信頼性の高い処理をご提供します。
ラジエーターグリルやバックドアガーニッシュをはじめとするアッセンブリーラインを内製に構築しております。これにより弊社が得意とする大型部品の一貫生産対応も可能としております。
日常の品質保証活動をはじめ、各種性能試験を行い、これらのデータを基に常に品質向上に努めています。また、ミクロン単位で測定する三次元測定器を活用し、精度維持をさらにアップしています。